“リンパ浮腫療法士”資格取得講習会のお知らせ
平成25年より、本学園の東京呉竹医療専門学校にて”リンパ浮腫療法士(LT=Lymphedema Therapist)”の資格取得講座を開講しております。
リンパ浮腫とは、何らかの原因でリンパ液がリンパ管から漏れ出し、脚や腕などにむくみ(=浮腫)を伴う病気のことで、症状が重篤になれば日常生活に大きな支障をきたすため、早期の治療やケアが必要になります。
リンパ浮腫罹患者の多くは、乳がんや子宮がんなどの手術によるリンパ節の切除や放射線治療を契機として発症します。医療技術の進歩によるガン手術件数の増加に伴い、現在、国内だけも10万人以上の患者がいると言われており、リンパ浮腫治療を実践できる治療家(=リンパ浮腫療法士)の育成は急務と言えます。
このような状況を鑑み、本学園では「一般社団法人 日本リンパ浮腫治療学会」の認定を受けるとともに、早くからリンパ浮腫治療に取り組んできた「ベテル南新宿診療所」と連携して、「リンパ浮腫療法士」の資格取得講座を開講しました。本講座は単に資格取得を目的とするのではなく、現場即戦力となる治療家を育成するため、講義では乳腺外科、婦人科、血管外科、腫瘍、脈管系、形成外科それぞれの専門医師が担当することで臨床的な知識を獲得するとともに、実技ではリンパドレナージやバンテージ療法などを含めた複合的治療(CDT)を習得します。さらに本講座で特に力を入れているクリニック研修(臨床実習)では、実際の患者さんの診断から治療までを5症例以上見学し、LT養成のために必要な技術指導を行っております。
本講座は、短期間で且つ働きながら効率的に資格を取得することができるカリキュラムとなっており、また本講座の受講生は、認定試験の実技及び口頭試問が免除されます。リンパ浮腫療法士の資格を取得できる数少ない講習会になっていますので、是非この機会に資格取得をご検討いただければ幸いです。
なお、講座の詳細やお申込み方法等につきましては、以下のサイトをご覧ください。