QUESTION01
現在のお仕事
治療することによって勉強ができるところが魅力でもあり、治療できるように勉強し続けることが責任かと思います。
現在、トレーナーとしての第一線からは退き、ほぼ治療院業務になりますが、過去に多種多様のスポーツ選手を見た経験から、整形外科的な痛みの治療をするとスポーツの動きとして映像が見えてきます。そして、スポーツ選手から一般の方を多く見るようになり整形外科的なことだけではなく、内科的、精神的なこと等も複雑に絡みあい、実はスポーツ選手より市井の人々の方が難しいと感じた時、不思議と漢方概論や東洋医学本を読み直すことが増え、学生の頃は意味も解らず暗記していた事柄が腑に落ちることが多くなりました。
QUESTION02
後輩へのメッセージ
私はトレーナー志望で鍼灸マッサージの道へ進んだ者ではありませんが、トレーナーとして多くの選手と接することになりました。その中で感じたことは、スポーツ選手を若い時に見たことで、良い筋肉の状態を知ることができました。(良い筋肉が分からなければ悪い筋肉も分からないので、治療部位が絞り込めません)そして、回復力のある選手たちの治療結果は早くでる為、自らの施術の評価がすぐできるので、施術者初心者には理想的な現場と思います。
また昨今は、海外で活躍する選手も増えているので、グローバルな場面でのトレーナーとしてのチャンスも多々あると思います。私は鍼灸マッサージ院を閉めることができず、長期の海外帯同はできませんでしたが、若い皆様には枠にとらわれず挑戦して頂きたいと思います。