maki治療院 / 院長

吉田 真紀さん

卒業学科 / 鍼灸マッサージ科

取得資格 / はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、リンパ浮腫療法士

QUESTION01

現在のお仕事は?

2013年に「リンパ浮腫療法士」の資格を取得し、呉竹学園関連施設であるベテル南新宿診療所にてリンパ浮腫治療をおこなう傍ら、東京呉竹医療専門学校主催のリンパ浮腫治療講習会で講師も担当しています。2022年11月、代々木にてmaki治療院を開業し、リンパ浮腫治療やリンパ浮腫治療セラピストの育成活動を行っています。

リンパ浮腫とは、日本では主に乳ガンや婦人科系のガン、前立腺ガンなどの術後の後遺症のひとつの症状(先天的なリンパ浮腫もあります)。リンパ浮腫は完治が難しく、発症した場合、生涯浮腫と向き合うことになります。効果的な治療は外科的治療に加えて、圧迫療法、用手的リンパドレナージ、運動療法、スキンケア、生活指導などを組み合わせて行う保存的治療が主流です。私はその保存的治療を日々おこなっています。

QUESTION02

やりがいや責任についてお聞かせください

リンパという分野はいまだ未開です。20年前は効果のある治療方法がなぜ効果があるのか、どうすればもっと効果的になるのかということも明確でない状態でした。現在、多くの先生方の研究により、データも揃ってきました。それでも業界の中では今まさにより良い治療を構築している真っ只中。この点において非常にやりがいのある治療です。情報収集のためにも毎年学会に積極的に参加しています。全国のリンパ浮腫セラピストや医師の先生方と情報交換をおこない、自分自身の治療メソッド構築に生かしています。

QUESTION03

(▲写真)リンパ浮腫治療を受ける患者さま

上の写真は、66歳で子宮体癌の手術を受け、その3年後に浮腫を発症された患者さんです。検査の結果、リンパ浮腫の診断があり、70歳から当院でケアを開始しました。写真は圧迫ケアに必要な弾性着衣のストッキングの装着方法を指導しているところです。適切な圧迫と日頃の運動を継続することが浮腫ケアにはかかせません。

QUESTION04

鍼灸マッサージ師を目指したきっかけは?

入学前は、某社のエステティシャンとして働いていました。このとき何がお客様にとってベストなのかがわからないと壁に当たり、もっと身体について学びたくなりました。看護師、理学療法士、鍼灸マッサージ師と検討し、開業権のある鍼灸マッサージ師を選びました。

QUESTION05

在学中の思い出について

成績優秀ではありませんでしたが、クラスメイトに恵まれた3年間でした。勉強熱心な友人に教えてもらいながら、在学中いろんな勉強会に仲間と共に参加しました。呉竹医学会(呉竹学園3校による学術大会で年1回秋に開催)でクラスのみんなと研究発表をおこなったときは徹夜で資料を作って挑みました。

QUESTION06

これからの夢、業界を目指す方への在校生メッセージ

東京呉竹医療専門学校のリンパ浮腫治療講習会を修了した皆さんが各自の治療の現場に戻った時、ここに参加してよかったと思える講習会運営を目指しています。あマ指師の皆さん、ぜひリンパ浮腫の世界もぜひのぞいてみてください。

イベント予約 資料請求 PAGE TOP