あん摩マッサージ指圧師を目指せる学校を紹介！特徴や学費、サポートについて
あん摩マッサージ指圧師になるには、文部科学省か厚生労働省に指定されている養成施設で、専門の授業課程を修学し国家資格を取得する必要があります。大学や専門学校に通うことになるので、事前に卒業から資格取得までの流れをシミュレートしておくといいでしょう。
あん摩マッサージ指圧師になる際に問題となるのは、進学先の学校の選別と学費です。あん摩マッサージ指圧師を目指せる学校は決して多くないため慎重に選ぶ必要があり、学費面も事前に確認しておかなければ納入が困難となる場合があります。
そこで本記事では、あん摩マッサージ指圧師になるための学校と学費についての詳細を解説します。学費のサポート制度などについても紹介するので、あん摩マッサージ指圧師を目指す方は参考にしてみてください。
あん摩マッサージ指圧師とは？
あん摩マッサージ指圧師とは、「あん摩」「マッサージ」「指圧」といった3つのスキルを活用して、患者の身体の不調を改善する技術者のことです。東洋医学の知識を下地に身体の構造を把握し、直接患者に触れて施術を行います。特別な道具を使わずに施術者の手を用いて治療を行う点が、あん摩マッサージ指圧師の特徴です。あん摩マッサージ指圧師は禁忌症、脱臼、骨折の症状以外は、医師の指示や判断を待たずに施術が可能です。
あん摩マッサージ指圧師は歴史の長い職業で、明治維新後に取り入れられ、大正時代には体系化されたと言われています。そんな歴史あるあん摩マッサージ指圧師の仕事は現代でも需要が高く、専門の治療院や施術所、病院のリハビリや整形外科関係などに就職することができます。
さらに近年は介護施設への就職も多く、患者の機能訓練をサポートする仕事を任されることもあります。社会における需要が高い点もまた、あん摩マッサージ指圧師の特徴です。
参考：ジョブメドレー【2021年最新版】あん摩マッサージ指圧師の仕事内容・資格・給料を調査しました！
参考：キャリアガーデン あん摩マッサージ指圧師の求人・就職状況・就職先選びのポイント
あん摩マッサージ指圧師になるには？
あん摩マッサージ指圧師になるには、「あん摩マッサージ指圧師」の国家資格の取得が必要です。あん摩マッサージ指圧師の国家試験には受験資格があり、養成施設として指定されている学校に進学し、必要課程を学んで卒業する必要があります。1年に1度実施される国家試験に合格することで、あん摩マッサージ指圧師として働くための資格取得が叶うのです。
あん摩マッサージ指圧師の受験資格を取得できる学校の数は少なく、現状全国に20数校しかありません。養成施設として指定されている学校の種類は、大学や専門学校があり、それぞれに特徴があります。
大学は4年間の時間をかけてじっくりとあん摩マッサージ指圧師について学ぶことができ、一般教養やそのほかの関連科目など幅広い知識を得る機会があるのが特徴です。専門学校は3年間であん摩マッサージ指圧師に必要なスキルを学べるカリキュラムが構築されているため、国家試験の受験資格を大学に比べて1年早く取得することができます。なるべく早くあん摩マッサージ指圧師になりたい場合には、3年間で必要な100単位以上を取得できる専門学校がおすすめです。
参考：ジョブメドレー【2021年最新版】あん摩マッサージ指圧師の仕事内容・資格・給料を調査しました！
その他の資格を同時に取得できる学校も多い
あん摩マッサージ指圧師の受験資格を取得できる学校の多くは、同時に「はり師」や「きゅう師」の受験資格を取得できます。あん摩マッサージ指圧師だけでなく、はり師やきゅう師の国家試験に合格できれば、鍼灸師として働くことも可能です。将来の可能性を広げることができるので、各学校・学科を卒業するとどのような国家資格の取得を可能にするのかを確認しておきましょう。
あん摩マッサージ指圧師の学校の学費について
あん摩マッサージ指圧師の受験資格を取得できる学校の学費は、だいたい300〜600万円程度が相場です。大学か専門学校か、どのような設備や授業体制を整えているのかなどで、学費は大きく変動します。そのためまずは募集要項やホームページなどを参考に、その学校の学費をチェックしましょう。
一般的にあん摩マッサージ指圧師の学校の学費の内訳には、以下のような種類があります。
- 入学金（初年度のみ）
- 授業料
- 施設費
- 実習費
など
それぞれの項目でいくらかかり、どのタイミングで納入するべきなのかを事前に確認しておくと、余裕を持って学費を納入できます。また、あん摩マッサージ指圧師の学校では、上記のような学費のほかに教科書や実技用具、白衣などを購入する教材費が必要です。教材費は年度によって若干の変動があるので、入学時の案内などから金額を確認しておきましょう。
あん摩マッサージ指圧師の学校の学費サポート制度とは？
あん摩マッサージ指圧師の養成施設として指定されている学校では、学費の納入が難しい生徒に対してサポート制度を導入しています。奨学金制度、高等教育の修学支援新制度、東京都育英資金、教育ローン、専門実践教育訓練給付金制度など、さまざまなサポートを利用して学費の納入に余裕を持たせることができるのです。
また、独自の学費サポート制度を設定している学校もあります。成績優秀な特待生を対象とした支援制度や、他学科への進学時に学費をサポートする制度など、さまざまなケースが考えられるでしょう。家庭環境や経済状況によっても学費の免除や減免が認められる可能性があるので、まずは学校のサポート制度を調べて相談してみるのがおすすめです。
まとめ
あん摩マッサージ指圧師を目指すには、養成施設として指定されている学校を卒業して国家試験の受験資格を取得しなければなりません。大学や専門学校に通うというルートを外れることはできないので、あん摩マッサージ指圧師になるためには学費の支払いは必要なコストとなります。この機会にあん摩マッサージ指圧師の養成施設として指定されている学校と、その学費の詳細について確認してみてはいかがでしょうか。
