柔鍼灸師を目指す際には、指定の専門学校などで3年以上学び、専門的なスキル(専門知識、専門技術、臨床力など)を習得して卒業しなければなりません。鍼灸について学べる専門学校で所定のカリキュラムを修了し、その後国家試験に合格することが、鍼灸師になるための条件となっています。

しかし、仕事や家庭の事情などを理由に、昼間の時間帯は専門学校に通えない方もいるでしょう。そんな方には専門学校の「夜間部」に進学し、夕方以降の時間を活用して鍼灸師を目指す方法がおすすめです。

本記事では、鍼灸師になるために夜間部を選ぶメリットについて解説します。

夜間の専門学校で鍼灸師を目指す!そのメリットをご紹介します

専門学校の夜間部で鍼灸師は目指せる?

鍼灸師になるには専門学校や大学に進学し、専門的な知識・技術を身につける過程が必須です。専門学校などで鍼灸師として働けるだけの能力を身につけた上で、国家資格である「はり師」「きゅう師」の2種類を取得することで、はじめて鍼灸師になれます。

特別な準備のないままいきなり「はり師」「きゅう師」の国家試験を受験することはできず、必ず専門学校などで3年以上の課程を修了しなければ、国家試験の受験資格を得ることができません。

しかし、既に社会人として仕事をしている方や、家庭の事情で昼間にまとまった時間が取れない方などは、専門学校への入学が難しいケースも考えられます。そのため現在の生活スタイルが原因で、鍼灸師になることを諦めてしまう方もいるでしょう。

そんなときには、東京呉竹医療専門学校で開講している鍼灸科の「夜間特修コース」に進学するのがおすすめです。授業時間は「18:00〜21:10」となっていて、1日3時間の授業で効率良く学べるカリキュラムが組まれています。昼間に仕事をしていても授業に参加しやすいため、鍼灸師に必要なスキルを専門的な環境のなかでしっかりと学べます。

東京呉竹医療専門学校の鍼灸科(夜間特修コース)のある校舎は、JRの中央線・中央総武線「四ツ谷駅」と、地下鉄(東京メトロ)の丸ノ内線・南北線の「四ツ谷駅」から徒歩5分の位置にあります。都心に位置し交通アクセスも良いため、比較的通い続けやすい環境にある点も魅力です。

日中に時間が取れない方でも、夜間特修コースであれば本格的に鍼灸師の勉強が可能です。

夜間部で鍼灸師を目指すメリット

鍼灸師を目指す際に夜間部を選ぶことには、さまざまなメリットがあります。日中に時間が取れない方はもちろん、より勉強しやすい環境を求める方にも、夜間部で鍼灸師を目指すことのメリットを実感できるでしょう。 以下では、鍼灸師を目指す際に夜間部を選択するメリットについて解説します。

働きながら鍼灸師の国家試験の受験資格を得られる

鍼灸師になる際に夜間部を選ぶことには、「働きながら国家試験の受験資格を得られる」というメリットがあります。現在の仕事を継続してキャリアを積みつつ、鍼灸師の国家資格を取得できれば、その後の転職を含めたキャリアチェンジ、キャリアアップもスムーズに進められるでしょう。日中に働いていることが鍼灸師を目指せない理由になるのなら、夜間部に進学して資格取得を目指すのがおすすめです。

既に社会人として働いている方は、1度仕事を辞めて昼間部に再進学するという選択肢もあります。しかし、その場合3年間は安定した収入を得られなくなるため、経済的な不安を抱えることになるでしょう。

もしあなたが会社員で雇用保険を2年以上収めている場合は、国の「専門実践教育訓練給付金」制度(最大168万円の給付金)を利用することが可能です。東京呉竹医療専門学校の鍼灸科 夜間特修コースは「専門実践教育訓練給付金」の対象学科となっているため、現在の仕事を継続しながら給付金が得られるのも大きなメリットです。最大168万円の給付金が得られる国の「専門実践教育訓練給付金制度」を利用することも視野に入れば、経済的な不安が大きく解消されるでしょう。(※事前に必ずハローワークにご相談ください)

関連リンク:専門実践教育訓練給付金制度

もしあなたが1人暮らしの場合、専門学校の学費だけでなく毎月の生活費も必要になるので、途中で生活が立ち行かなく可能性もあります。その点、夜間部なら日中の仕事で収入を確保しつつ、鍼灸師の勉強を続けられるため、家計の経済的な問題に悩まされるケースは少くなるでしょう。

昼間部と同様の国家試験対策や就職支援を受けられる

東京呉竹医療専門学校の鍼灸科 夜間特修コースでは、昼間部と同様に国家試験対策や就職支援を受けられます。そのため卒業後の進路やキャリアプランをしっかりと考えた上で、鍼灸師の国家資格取得を目指せるのもメリットです。

仕事や家庭の事情を抱えながら勉強をしていると、なかなか卒業後の方向性や国家試験対策にまで手が回らないというケースがあります。鍼灸科 夜間特修コースは、昼間部と同様に担任制をとっているので、担任を含めた専任教員やキャリアサポートのスタッフなどから的確な指導・アドバイスを受けられます。

鍼灸師は近年、鍼灸整骨院・鍼灸接骨院といった専門施設や病院・クリニック等の医療機関だけでなく、より幅広い業界で活躍できる職業となっています。例えば介護福祉施設で高齢者の健康をサポートしたり、美容鍼灸で心身共に美しくするサポートをしたり、スポーツ業界ではコンディショニング、パフォーマンスアップのサポートや疲労回復を図ったりと、多彩な分野での活躍が注目されています。

限られた時間の中で自分の希望に合った進路を相談したり、具体的なキャリアプランを一緒に計画したりしてくれる環境は、大きなメリットと言えるでしょう。

ダブルライセンスの取得も目指せる

鍼灸師を目指す際に夜間部を選ぶことには、別の資格を同時に取得できる「ダブルライセンス」を狙えるというメリットもあります。日中は別の学科で学び、夜間に鍼灸師の授業を学ぶといったライフスタイルを確立できるので、将来的に役立つ資格を複数取得できるでしょう。

例えば東京呉竹医療専門学校の場合、昼間は「柔道整復科」で勉強をし、夜間に「鍼灸科」で専門知識・技術を学ぶといった方法が取れます。3年間の学習を修了して国家試験に合格できれば、同時に柔道整復師と鍼灸師(はり師・きゅう師)の3つの国家資格を取得することが可能です。

3つの国家資格を取得することで、就職先の選択肢が増え、より良い条件の求人に応募できるメリットがあります。鍼灸師だけでなく、柔道整復師など他の国家資格にも興味があるのなら、夜間部に進学してダブルライセンスの取得を目指してみてはいかがでしょうか。

まとめ

鍼灸師を目指す際には、専門学校などで必要な知識・技術を学び3年以上の課程を修了しなければなりません。鍼灸師について学べる学科は昼間部だけでなく、夕方以降の時間を使って授業を行う夜間部もあるため、自分のライフスタイルに合わせて時間帯を決定できます。

この機会に鍼灸科の夜間部に通うメリットをチェックし、在学中のライフスタイルから就職・転職・独立開業までの具体的なスケジュールを計画してみてはいかがでしょう。