トレーニング指導やコンディショニング調整、身体能力改善メニューの立案、
ケガの手当や予防、ケガをしない身体作りなど多枝にわたるサポートを行います。
呉竹学園 東京呉竹医療専門学校では、スポーツ分野で即戦力として活躍できる
スポーツトレーナーを育成するため、様々な角度からバックアップしています。
スーパートレーナーコースは2019年度に発足した講座で、トレーナーを目指す学生やアスリートのケアを修得したい学生を対象に全7回開講。ナショナルチームやプロスポーツチーム、アスリートに帯動する著名なトレーナーから直接指導を受けることができる貴重な機会と言えます。
-経歴
東京医療専門学校 1997年卒業 元スペインリーグ1部ラシン・サンタンデールトレーナー、元女子サッカー日本代表 澤穂希選手・大野忍選手コンディショニングサポート 他
-メッセージ
東京医療専門学校のスーパートレーナーコースでは、トレーナーとして必要なスキルを学ぶことはもちろん、プロスポーツ現場でのインターン実習やプロスポーツトレーナーとしての就職サポートも行っています。スポーツトレーナーを目指す方、トップアスリートのサポートをしたい方は、ぜひ私たちと一緒に学びませんか?身につけたスキルで多くのアスリートに携わり、皆さんの夢の道を突き進んで下さい!
-2019年度 開催実績
- 『筋肉系傷害に対する評価と治療プログラム(ハムストリングス肉離れを例に)』山田 晃広 先生
- 『脳震盪・創傷処置/関節系傷害に対するコンディショニングスキル』古川 茜 先生
- 『最新ベースボールトレーニングと肩関節の傷害に対するコンディショニングスキル』渡部 拓 先生
- 『トレーナーになるための4つの大切なスキル』山田 晃広 先生
- 『メジャーリーグトレーナースキル』寺田 庸一 先生
- 『マラソンランナーのサポートと梨状筋症候群へのアプローチ』牧野 竜太 先生
- 『トップアスリートが必要とするトレーナー』大野 忍 選手
講師の多くは呉竹学園卒業生で、現在も第一線で活躍する方々です。
プロスポーツの中心で会得してきた現場での経験を学生のみなさんに還元しています。
寺田庸一先生
現MLBロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム 専属マッサージセラピスト 他
古川茜先生
現全日本空手道連盟ナショナルチームトレーナー 他
渡部拓先生
現東芝硬式野球部コンディショニングディレクター、元野球日本代表トレーナー 他
武田剛輝先生
元INAC神戸レオネッサ専属アスレティックトレーナー、東急レイエスFCアスレティックトレーナー 他
牧野竜太先生
元ダイハツ女子陸上部トレーナー、ロンドンオリンピック女子マラソン 木﨑良子選手 パーソナルトレーナー 他
and more
学科カリキュラムとは別に、教員や業界第一線で活躍する講師と学生によるゼミナールを開講しています。専門性や臨床経験を活かした専門講座なので、理論と実践を深い領域まで学ぶことができます。トレーナー志向の方にはストレングス&コンディショニングゼミで単にトレーニング法を学習するだけではなく、スポーツ傷害と関連づけさせて運動機能の評価法やトレーニング法と理論を習得し、トレーニング指導やリハビリ等を含めた臨床能力の向上を目指します。
-PICK UP トレーニングゼミ
担当:飯田 双海 先生(本校専任教員)
春日井 有輝
先生(横浜校卒、法政大学スポーツ健康学部講師)
トレーニング理論や技術を身につけ、将来トレーナーで活躍したい人やリハビリの指導につなげられるためのキャリアアップゼミナール。最近はトップアスリートだけでなく、一般的なスポーツの現場や部活動などでトレーナーのニーズが増えています。本校のトレーニングゼミでは、単にトレーニング法を学習するだけではなく、スポーツ傷害(ケガ)と関連づけることで、運動機能の評価法やトレーニング法と理論を習得します。トレーニングゼミの様子は本校SNSなどで紹介しています!
鍼灸治療や運動療法による『臨床』・スポーツ鍼灸の『研究』・優秀な臨床家育成のための『教育』の3つを活動の柱として、2007年11月、学校法人呉竹学園内に設立されました。スポーツ鍼灸の研究を通じて得られた科学的根拠(エビデンス)に基き、スポーツ鍼灸を実践しています。
「呉竹学園 東洋医学臨床研究所」(以下東医研)は、主にアスリートを対象とした怪我の治療やコンディショニングを行っています。治療だけでなく、併設したトレーニング室ではアスリートの目的に沿った最適なトレーニングを提案しています。またトレーナーとして試合や遠征などにも帯同し、現場で得られた知識や技術を治療に還元しています。
東医研はエビデンス(科学的根拠)を重視した治療を行っています。スポーツ医学に東洋医学を取り入れた研究を行い、得られたデータを臨床に生かしています。また研究の成果は世界的な学会で発表しています。
東医研では毎年研究生の受け入れをしており、在校生は研究指導を受けたり、施術を見学することができます。卒業生は先生の指導を受けながら、研究はもとよりスポーツ疾患の治療にあたることができます。
卒業生紹介Graduater
永吉 浩太さん
KOHTA NAGAYOSHI
日本航空JALWINGS ラグビー部
鍼灸師・日本スポーツ協会公認
アスレティックトレーナー
(JSPO-AT)
-現在のお仕事は?
現在は日本航空ラグビー部においてメディカル面を中心にトレーナーを務めています。選手の怪我の予防やケア、競技復帰までのトレーニングを指導しています。常に意識しているのは「自分で診ることができる範囲かどうか」の判断を見誤らないこと。自分が何を出来るかよりも、選手にとってどんな治療や対応が必要なのかを正確に判断することが大切だと思っています。
-呉竹学園で学んだことは?
授業はわかりやすく、国家試験対策もきめ細かく万全です。東洋医学や現代医学の基礎はもちろん、内臓疾患・運動器疾患への対処ができるようになりました。卒業後は呉竹学園附属 東洋医学臨床研究所でトレーナー活動に従事しました。不調を訴えた選手の傷害評価、コンディショニング、鍼による疲労回復や痛みの緩和などを行い、さらに選手を支えるマネージャーには熱中症対策セミナーを行うなど、トレーナーとしてのスキルを磨くことができました。
-後輩へのメッセージ
在学中に東洋医学や現代医学の基礎を学び、病気の知識まで得られたことが今に活きています。選手の筋肉や骨のトラブルの対処だけでなく、内臓疾患などへ原因を広げて考えられるようになり、さらに信頼を得られるようになりました。ケガに悩んでいた選手に対して鍼灸を用いた治療手段が適切だろうと判断し、治療を行なった結果、その選手の活躍でチームが勝利した瞬間、チームの一員として貢献できたことを実感し、トレーナーとしての大きなやりがいを感じます。
岩井 隆浩さん
TAKAHIRO IWAI
鍼灸マッサージ科 2012年卒
株式会社Nomadiculture
代表取締役社長
-この道を選んだきっかけ
小学3年から始めたサッカーではケガも多く、家族ぐるみでお世話になった治療院の先生に憧れたことがきっかけです。体育を専攻した大学時代にサッカーからダンスに転身、大学卒業後に柔道整復科で包帯や整復法などの物理的な思考を学びました。さらに鍼灸マッサージ科で東洋医学の知見を得ました。Wライセンスにより、さまざまな疾患や要望に対応できるようになりました。
-やりがいは?
「人と出会えること」に尽きます。来てもらって「ありがとう」と言われる特殊な仕事。1対1で会うのは到底できないような一流のアスリート達と時間と空間を共有し、会話すること。年俸を時間換算するとものすごい金額の方たちです!これからも世界中を飛び回って広い視野を持った人と関わることで、自分自身を高めていきたいです。
-現在のお仕事は?
私個人では、ダンスを主軸にトレーナー活動をしています。舞台だけでなく、海外ツアーに帯同することも多く、スポーツであり芸能であるダンスに携わることによりグローバル志向も高まりました。現在は、NPO「芸術家のくすり箱」の理事として、ダンサー教育・治療・環境の向上などの活動を行っています。
スタッフには、個々の強み、趣向や個性を最大限発揮できるよう配慮しています。ランナーならマラソンを中心としたアスリートのケア、格闘家なら格闘家の患者様をメインにケアできるよう、また世界レベルの大会に速やかに帯同できるよう、欧米の拠点としてアムステルダム(オランダ)に支店を構えました。夢は5大陸に拠点を作り、スタッフ共に世界トップレベルのアスリートのケアができるようになることです。
野口 径大さん
KEIDAI NOGUCHI
鍼灸科 2010年卒
東中野はりきゅう整骨院
SPORTS LAB代表
陸上・オリンピック選手
パーソナルトレーナー
-現在のお仕事は?
『治るを創る』をコンセプトとするラボ(代表を務める自身の治療院)での治療やトレーニングの研究と実践を行う傍ら、オリンピック強化選手をはじめトップアスリートや歌舞伎俳優などのパーソナルトレーナー活動、インターハイ等を目指す高校部活のトレーナー活動などを行っています。
-やりがいは?
競技者とともにゴールまでのイメージを共有して準備をすることを心がけています。そのゴールへのプロセスが選手自身そして私自身が“人として”成長する過程であると思っています。人を診たりトレーニング指導をしたりラボを運営する中で、恥ずかしながら自分の対応能力に気づきます。お互いが未成熟であり、その中で力強く生きていく情熱や感情などの生臭さをリアルに感じることもあります。自分のことに気づきながら修正し、選手や患者様に良い提案をしていくこと、そこにお互いの成長を感じることがやりがいです。
-これからの夢
競歩日本代表選手をサポートし2020年春に日本選手権6連覇、そしてオリンピックの切符を手に入れることができました。選手が勝てるのは私の力ではなく 本人の意志に依るところが大きいため、あくまでもその意志を見守り寄り添うスタンスで“勝つためのサポート”にとことんこだわり続けてきました。今後は、さらに大きな夢を追いかける選手を多方面からサポートしていきたい。そのために、治すとは何かを知っていてそれを体現できるセラピストを育成することに尽力していきます。セラピスト自身が自らの手で治療の価値を創造できるようになるために。
吉田 美貴さん
MIKI YOSHIDA
株式会社ケッズトレーナー
ケッズ鍼灸接骨院中野勤務
-この道を選んだきっかけは?
⾼校時代ソフトテニス部の練習中に肘(ひじ)のじん帯を痛め、接骨院にお世話になりました。超⾳波治療器などでの施術のおかげで、腕を動かすのも⼤変だった症状が思ったより早く回復し、競技に復帰することができました。もともとスポーツに関わる仕事をしたいと思っていたところ、この経験で柔道整復師の魅⼒を知り興味を持ったことがきっかけです。選⼿が良いパフォーマンスを発揮できるようサポートする仕事がしたい、そのためには鍼灸師か柔道整復師の国家資格が必要だと知りました。自分は不器用なので、柔整しかない!と思い、その頃から筋⾁や神経の勉強を始めましたね。ソフトテニス部にトレーナーがいて、実はその方が柔道整復師だったことも後で知り、とても身近に感じました。
-この仕事の魅⼒・やりがい
来院される患者さまは、実業団やバレエ団、⼤学の選手などのアスリートの方や、ランニングやテニスの愛好家などスポーツをされている方が多く、やりがいを感じます。スポーツトレーナーとしては、⾼校のバレーボール部に帯同しました。春高バレーの帯同は貴重な経験でした。大会前夜から治療し、当日の朝練習、会場でのテーピングなど、実際に私がサポートした選手が活躍する姿を見られたことは、自分の試合以上に気持ちが入り感動しました。⿃肌が⽴つくらいです。
実際のところまだまだ経験不足ですが、難しい症状にも⼀⼈で対応できるようになること、そして先輩のように患者さまに信頼される施術を⾏えるようになるのが目標です。そして、夢はソフトテニスのナショナルチームのトレーナーになること。自分のプレイヤー経験を活かしたいですし、⾼校でチームメイトだった選⼿が世界⼤会等に出場しているので、ワールドクラスの試合に帯同することが夢です。
⽯塚 雅章さん
MASAAKI ISHIZUKA
鍼灸マッサージ科 2017年卒
木氣治療室 院長
017-18スペインサッカーリーグ セグンダB(3部)・トレーナー
関東1部フットサルリーグ・トレーナー
-この道を選んだきっかけは?
⼩学1年⽣からサッカーを始め⾼校まで打ち込みました。中学時代に膝をケガした時にお世話になった鍼灸整⾻院の先⽣に憧れて「サッカーチームのトレーナーになる!」という⽬標ができました。高校3年生の時にケガで⼤会に出られず悔しかったことが、ケガで挫折する選⼿を減らしたいという思いにつながっています。
在学中、スペインでサッカー留学のサポートをされている方とお会いしたことが留学のきっかけです。学校の先生が後押ししてくれたおかげで、卒業後すぐに出発。バルセロナにある3部リーグ所属のサッカーチームに帯同し、毎⽇練習前のテーピングやケガの処置を担当しました。練習後には鍼灸を使って選⼿のケアをし、とても喜ばれました。肩を脱⾅した選⼿の応急処置をしたこともあります。最終的にはチームから信用され、すべてを任されるようになり、今の自分につながる貴重な経験ができました。
-この仕事の魅⼒・やりがい
帰国後、千葉県の北⼩⾦で鍼灸の施術院を開業しました。⾻折や脱⾅、捻挫(ねんざ)などケガの処置や、腰痛や肩こり、頭痛などで悩む⽅への施術を⾏うかたわら、フットサルチームでトレーナー活動もしています。この仕事の魅⼒は⼀⼈ひとりにしっかり向き合い、⾃分の⼿で⼈助けができること。「ありがとう」と笑顔で感謝される時には、やりがいを感じると同時に、もっと知識や技術を⾼めなくてはと気持ちが引き締まります。そのためケガをした選⼿がより早く復帰できるようにドクターとの連携を強め、鍼灸だけでなく理学療法も学んでいます。今はプロを目指す若い選手たちを中心にサポートしたいと考えています。将来は、もう一度世界で挑戦することが夢ですね。